私が村上春樹とG.ロッシーニが似ていると思う3つの理由
1.何気に食にこだわるということ(村上春樹の小説は登場する食べ物も全部美味しそう。ロッシーニもレシピ本を出版したほどの料理好き)
2.時代を代表する作家であると断言はできないが少なくとも現在のポピュラリティにおいては随一であるということ
3.完全なるわたしの偏見
*Gioachino Antonio Rossini(1792-1868)…19世紀のイタリア・オペラにおいて当時最もヒットした作品を数多く生み出した売れっ子音楽家。代表作に《ウィリアム・テル》《セヴィリヤの理髪師》など。17世紀から伝統を築いたイタリア・オペラは、19世紀になるとオペラ・セリアとオペラ・ブッファの区別も明確なものでなくなっていき、次第に大衆的な芸術となっていった。ロッシーニは市民階級に受け入れられやすいよう、民謡調の旋律を取り入れるなどの工夫を施した。作曲家を引退したのちはあっさりと音楽界から退き、料理の創作や高級レストランの経営などに人生を費やした。