9.07.2015

[Woman]フレンチ・レディ・レッスン:Caroline de Maigret



フランス人は10着しか服を持たない、というワードがことあるごとに取り上げられている。10着というのは大げさとしても、フランス人は基本的にノームコアを好んでいるように思う。大胆な露出をしたファッションをしているわけではないのに、きちんと女性らしさがある。このシンプルな魅力に、憧れている女性も多いのではないだろうか。


そんなパリジェンヌを代表する女性のひとり、音楽プロデューサーであり、モデルとしても活動するカロリーヌ・ド・メグレ。「ワードローブは量より質」「トレンドのものはワードローブに馴染むようなものを選び、前から持っていたように見せること」……パリジェンヌ流ファッションの作り方のヒントが、自身の著書にもたくさん書かれている。


■French Lessons: Five style secrets from a chic Parisian




そのルールの中に、「仕事の場ではマスキュリンの中にフェミニンを加えたファッションをすること」というものがある。女性は男性と対等の立場になろうとするのではなく、「ソワニエ(大切に扱われるべき存在)」でなくてはいけない。そのために有能に見せながらも、まずは見ためから女性らしく振る舞う必要があるとのこと。



タフに生きたいけれど女は捨てたくない。脇目もふらずに仕事をして肌も身体もぼろぼろにして、充実感はあるものの何者にもなれずに気づいたら30近くになってしまい「わたしは何をしたいんだろう」と急に我に返る、なんて生き方はしたくないし、きちんと意志を持った生き方をしていきたいし、もちろん女性らしくありたい。

「女の子いかに生きるべきか」はわたしの永遠の研究テーマである。学生のときには感じなかった仕事、結婚、出産など女の子をとりまく悩みに直面する年齢にもなった今だからこそ、きちんと考えなければ。